勉強道具やおもちゃ、絵本などが散らかり、物であふれかえってしまいがちな子供部屋。これは子供が片付けの方法を知らない、あるいは物が多すぎるから起こることです。「片付けなさい!」と叱らなくても、子供が自分で片付けられるような整理方法をご紹介しましょう。
子供が部屋を散らかしてしまうのは、冒頭のとおり、どのように整理をすればいいのか分からないからです。そのためにはまず、子供が自分で片付けができるような環境を整えてあげましょう。
おもちゃ箱や絵本箱などを用意し、決まった場所に片付けるように促します。おもちゃの場合、「つみき」「人形」「ゲーム」などに細分化するとよりスッキリするでしょう。そして大きいおもちゃには大きい箱を、小さいおもちゃには小さい箱を用意し、種類が分かりやすいようラベルを貼ってあげてください。箱の選び方は、フタのないタイプが片付けやすくおすすめです。専用の棚やラックを用意して箱を並べると、見た目もオシャレになります。
子供の学習机の引き出しは、文房具やプリントや小物が放り込まれてぐちゃぐちゃになりやすい場所です。解決するためには仕切りを用意し、なにをどこに入れるかきちんと決めてあげます。仕切り板は、100円ショップで売っているトレーやカトラリーケースでOKです。また深い段の引き出しにはファイルボックスを入れ、プリント類を保管します。引き出しの中身を小分けにすると、中身が分かりやすくなり探し物の時間も減るはず。勉強効率のアップなどにもつながる可能性があるので、ぜひ取り入れてみてください。
子供部屋は物が多くなりがちです。おもちゃを買い与えれば際限なく増えますし、学校のプリントや教材も溜まっていきます。そこで、置くものの数や容量を制限してみてください。そのルールに関しては、後々のトラブルにつながらないよう子供と一緒に決めます。例えば、「ひとつ増えたらひとつ減らす」「収納BOXに入らない分は捨てる」などといったルールが考えられますが、あくまで提案をして納得できてからの実行を心がけましょう。
ちなみに、親が勝手に子供の物を処分するのが許される年齢の目安は、「3歳」だとされます。3歳を過ぎると、徐々に自意識が芽生えるからです。3歳過ぎたら「これはもう遊んでないから、いらないかな?」などと相談しながら、捨てるものを決めてください。小学校以上なら、自分で処分する物を決めさせるのもいいでしょう。いずれにしても、自分で整理する癖をつけるための方法ですので、そこを意識しながら取り組んでみてください。
子供部屋は散らかりやすく、なかなか整理しにくい場所です。思わず親が片付けたくなりますが、環境やルールさえ決めてしまえば、自主的な片付けを促せるようになります。上記を参考に子供部屋を整理整頓していきましょう。
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