大切な人からのプレゼント、はじめてのデートに着ていった服、青春時代の写真など、誰にでも捨てられないものがあるはずです。ただ使わないからとそのまま放置してしまえば、徐々に劣化して捨てざるを得ない状況になることも……。いつまでも思い出を残しておくために、上手に保管する方法を知っておきましょう。
恋人や子供からのプレゼント、小さいころから大切にしていた雑貨を保管する方法です。
飾れる雑貨はインテリアとして活用します。例えば、専用の棚を用意してティーカップやオルゴールなどを飾ると、オシャレなお店のような雰囲気に。小さい置物は本棚のちょっとした隙間などに飾ると、部屋のアクセントになります。
飾らない雑貨は、箱に入れてしまいます。箱は段ボール以外の丈夫な紙箱や布箱がおすすめ。ぬいぐるみなどの布素材を段ボールに入れておくと、虫やカビが発生しやすいからです。また、思い出箱は中身の劣化を避けるために、直射日光の当たらない湿気の少ない場所へ保管します。
デートや発表会で着た服、子供が小さいころに着ていた服などを保管する方法です。
衣類を洗わずに収納すると、汗や食べこぼしが原因でカビや悪臭、虫食いが発生することもあります。一見キレイでも、きちんと洗濯をして乾燥させておきましょう。洗濯後は、衣類を一着ずつ薄紙に包んで収納します。これは生地の経年劣化を防ぐテクニックのひとつです。
衣類は、「直射日光が当たらない」「湿気がない」「通気性に優れている」の3つをクリアした場所に収納します。またタンスや衣装ケース、段ボール箱に入れるときは、だいたい8分目までにおさめておきましょう。風通しがよくなり、湿気が残りにくくなります。
衣類の収納は、季節や種類で箱を分けるのが基本です。その際、後から見て分かりやすいようにラベリングをしてください。例えば、季節であれば「夏物」「秋物」――、種類であれば「シャツ」「ズボン」――などの分け方になります。
恋人や子供からもらった手紙、デートや運動会の写真など、手紙・写真はとても捨てづらいもの。しかしかさばる上に劣化しやすいので、保管方法には気を配らなければなりません。
写真も手紙も外部の影響を受けやすいために、できるだけ外と接触しないように保管します。例えば、写真はアルバムに、手紙はクリアファイルに入れておくといいでしょう。保管するときには、それぞれ年代や時代などを表紙に書いておくと、後ほど整理しやすいです。これらをまとめた後は、本棚や専用ボックスにかさばらない程度に並べて収納します。
写真と手紙を1枚ずつスキャナーで取り込んで、デジタルデータにする方法があります。いつまでも劣化しない上、場所も取らないというメリットの多い方法ですが、多少の手間と時間がかかるのは否めません。実践するときは、フォルダ分けしながら中身の整理もきちんとするようにしましょう。
さまざまな気持ちが詰まっている、捨てられない思い出の品。今では全く使わなかったり、場所を取ってしまっていたり、扱いに困るシーンもあるかもしれませんが、捨てられないものは無理に捨てなくてもかまわないのです。上記を参考にして、思い出をしっかり保管してあげてください。
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