引越しするときに、荷物を傷つけないようにするためには荷物に合わせた梱包をする必要があります。そこでここでは、引越し時の荷物の梱包方法についてご案内します。
主な大型家具の梱包方法を下記にまとめましたので、ご確認ください。
分解できるタンスは分解してから運びますが、分解できないタンスは、エアキャップで全体を包んでから巻きダンボールを固定して梱包します。タンスの場合は、高さがあることから運びにくく、持ち上げたときに天井やタンスの上部を傷つけやすいので要注意です。
足と天板を外して分解し、それぞれエアキャップと巻きダンボールで梱包します。分解するときは、あらかじめ、大きく切った巻きダンボールの上にエアキャップを敷き、テーブルをひっくり返しておきます。その状態で足を外せば、天板の梱包がスムーズにできます。
キャスター付きの椅子の場合は、キャスター部分もエアキャップで固定します。木製の椅子は傷つきやすいので、全体をエアキャップで包んだら、椅子の大きさに合わせて大きさを調整したダンボール箱に入れます。
食器はすべて外に出し、ひとつひとつ新聞紙などで梱包します。食器棚の扉や引き出しは、途中で開いてしまうと危険なので、養生テープでとめるか、すべて外してエアキャップで包みます。
炊飯器やビデオカメラ、DVDデッキなどの小型家電は、購入時に付いていたダンボール箱や発泡スチロールのケースがあれば、その中に入れてガムテープでしっかりと蓋を塞ぐのが一番よい方法です。ダンボール箱や発泡スチロールのケースがなければ、ひとつずつエアキャップで包み、ダンボール箱の中に入れ、移動中に中で動かないように緩衝材を詰めておきます。
電子レンジやオーブンは、耐熱皿や天板を取り出してから、購入時の箱に戻すか、扉が開かないように養生テープなどでとめてからエアキャップで包み、緩衝材とともにダンボールへ入れておきます。
小型家電を入れたダンボールには、「下積み禁止」や「家電製品」と明記して、乱暴に扱われたり、上にほかのダンボールを載せられたりすることを防ぎましょう。
また、大型家電の梱包は、この小型家電の梱包方法と大型家電の梱包方法を組み合わせて行いましょう。
衝撃に弱いパソコンは、とくに注意して梱包する必要があります。まず、どんなに丁寧に梱包したとしても、衝撃を受けて起動しなくなる可能性があるので、梱包前にはデータのバックアップを取っておきましょう。
パソコンの梱包は、購入時の箱があればそれに入れて運びます。箱がなければ、エアキャップを重ねて巻き、ダンボール箱の中で動かないように緩衝材を詰めます。またモニターは、不織布で包み、その上から切断したダンボールを当てて、画面を覆うように養生テープで固定します。養生テープで固定したら、ダンボール箱の中に入れて固定します。キーボードやマウスなどの周辺機器は、小型家電の梱包方法と同じです。いずれのダンボールにも、「下積み禁止」や「精密機器」などと書いておきましょう。
いかがでしたか。引越しの際は上記を参考に、荷物を傷や故障から守ってください。
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