今や子供だけでなく、大人の趣味として定着しているプラモデルやフィギュア。観賞用として楽しむことが多いものですから、できるだけ傷つけたり壊したりせずに安全に保管したいものですよね。そこで今回は、趣味で集めたプラモデルやフィギュアの保管方法についてご案内します。
プラモデルやフィギュアの保管方法として、もっともスタンダードなのがディスプレイケースに入れて飾る方法です。各メーカーがさまざまなディスプレイケースを販売しています。たとえば、鍵付きタイプや背面がミラーになったタイプなどです。自分の好みに合わせて適切なケースを選びましょう。
ただしせっかく大切に飾っていても、地震など何らかの衝撃で倒れてしまうこともあるでしょう。その対策として、家具用の耐震ゴムやフィギュア用の固定シートの使用をおすすめします。ケースの足部分に敷くマットタイプをはじめ、好きな大きさにカットしてプラモデルやフィギュアの下に敷くゲルシートなどもあるので、上手に活用して思わぬ衝撃に備えておきましょう。
部屋に飾りきれない分は、暗くて涼しくて湿気が少なく、風通しのよい場所に保管してください。直射日光が当たる場所だと、プラモデルやフィギュアに使用される可塑剤が劣化して、変色およびべたつきなどにつながります。また埃がかぶらないようにする工夫も大切です。なぜなら埃は、経年劣化のもっともな大きな原因のひとつとして挙げられるからです。全体を覆うようなケースなどに入れた上で、押し入れやクローゼットに保管するとよいでしょう。
また保管する前には、そのアイテムに応じた補強をしておきましょう。たとえば飛行機のプラモデルであれば、主翼の下に発泡スチロールを敷き、アイテムと箱が直接触れないようマチ針や両面テープ、割ピンなどを使って箱にしっかりと固定します。動かないことを確認したら、箱ごとそのままクローゼットやタンスの上などに保管してください。この際、箱の上に重いものを置くとアイテムもろともつぶれてしまうので、絶対に置かないようにしましょう。
自宅に収納スペースが確保できない、家族の目が気になる、そんなときは収納レンタルスペースを利用しましょう。レンタルスペースなら、趣味の倉庫として自由に活用することができます。
要するに、お気に入りのプラモデルやフィギュアを誰に気を遣うこともなく飾れる、自分だけのコレクションルームに仕上げられるのです。空調管理や湿気対策、セキュリティ管理もしっかりしているところに保管すれば、デリケートなプラモデルやフィギュアにとっても、自宅より過ごしやすい環境になるかもしれません。
プラモデルやフィギュアはデリケートなものなので、その保管方法には十分に気を付けなければなりません。上記を参考にしてプラモデルやフィギュアを適切に保管していきましょう。
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